どうも、浪人時代に哲学に魅せられ、以降はソクラテスのように大学の授業を『無知の知』を建前にサボり続けている中島です。
進級できるか否かは『神のみぞ知る』でありますが、日々を楽しく生きております_

私は、もう四年目かーと昔の写真を見て想いに耽る毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
あんなことやこんなこと、沢山ありました。
嫌なことが特に多かったですね。大変でした。
でもそれがいい。
過去に対して光よりも闇に良さを感じるのが、おじさんになった証拠でしょう。

前置きはともかく、
みなさまはテセウスの船をご存知でしょうか。
⚠︎ドラマじゃないですよ。せいやはいい演技をしてましたけど。
→パラドックスの一つです。
私は、答えのない物事を考えるのが好きな物理学生なもので、コラムを読みながら自分なりの解答を作れるパラドックスを愛しています。
簡単にいうと、テセウスの船をある功績を理由に、記念に残すことにしました。でも古くなってきたもので少しずつパーツを新しくしていきました。そんなこんなで全てのパーツが最新になったときに気づいたのです。
『これもはやテセウスの船じゃなくね?』と。
深ーいですよね。『同じの定義』ってやつです。
何が同じか。何持って同じとするか。
考えたらキリがない問題です。
ライフセービングも同じだと思います。
このチームは4年で丸ごと人が変わります。代々、四年生が抜け、新入生が入る。パーツに例えたら同じなものはもうありません。
ですが、変わらないものが確かにあると思います。
それは、チームに対する想いというやつです。夏にかけるアツい気持ちというものです。
形や大きさは変化するかもしれませんが、中身は何ら変わりはないのです。
私ごとですが、25の夏。私は最後の夏になります。
一年生の時に感じた先輩の大きさ、責任の重さ。四年目になって感じるものとはまるで違います。
ですが、中身は変わりません。無事故への想いを持って準備をしていきます。
当時の学者なり何なりにお伝えしたいです。
形にとらわれずに、大事な何かに目を向けましょうよ。

今年度も新たな鹿嶋ライフガードチームが誕生しています。下津、平井両浜に来浜された皆様を安全に、そして楽しめるような場所を提供するべく邁進しております。
是非、足を運んでみてください。お待ちしております。
その時は是非、『鹿嶋の哲学者はいますか?』とお尋ねください。
私が大きく手を振って、走って向かいます。
私なりではございますが、哲学を通じて語ってみました。後悔の夏にしないようこの教えを大切にしたいと思います。
【過去の作品たち】
・『side Off 先輩風』
・『中島はかく語りき』
・『良き蝶であるために』
・『旅路』
ふりかえってみたら意外とブログを書いていない中島がお送りしました。
ご拝読ありがとうございました。夏前、またお世話になるでしょうが、それまで楽しみにしてください。文豪中島のファンになっていると言う方は是非教えてください。
ほなまた。