『ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきは、巡り巡ってアメリカのどこかの州でハリケーンの原因となりうるかもしれない』
アメリカの気象学者ローレンツは考える。
この偶然に導かれた数奇な因果関係は「バタフライエフェクト」として大衆に受容されている。
いま鹿嶋の夏に吹く心地よい風も、ともすると2年前に私が初めて鹿嶋に来たときに感じた風の名残りなのかもしれない。
改めまして今年度の下津海水浴場監視長を務めます中島と申します。暑き日差しが照りつける今夏に、24下津監視長を務められることに感謝しています。
今年も監視委託をして下さる市役所をはじめとする地域の皆様、この1年間見守ってくださったOBの皆様に重ねて御礼申し上げます。
振り返ると24が始まってからの約10ヶ月様々なことがありました。
監視長としてチームを見ていく中で、不安なこと、腹が立つようなこと、悔しいくらいに悲しくなること。しかし、それ以上にチームを好きになること、誰かの成長に心から嬉しくなることがありました。様々な感情が渦巻く激動の日々も終わり、ついに監視期間が始まりを迎えます。
皆様はバタフライエフェクトをご存知でしょうか。以下、理系っぽく理屈で語らせて頂きます🙇♀️
冒頭でも軽く触れましたが、簡単に言うと誰かの些細な行動が、どこかで大きな影響を及ぼすということです。それは良い意味でも悪い意味でも。チームとして活動していく中で、何か心に響く言葉でもあります。
自分がチームになにをもたらせるか。私は模索し続けてきました。たまには間違っていたこともあるかもしれません。理不尽に人を傷つけたことがあったかもしれません。自分の小さな振る舞いがチームに大きな影響を及ぼす。怖くなった日もあります。しかし、全ては夏のため。最終日の笑顔のため。そう信じてきました。
チーフとして言いたいことも言えないそんな世の中じゃpoisonですからね。反町とは気が合いそうです。
-良き蝶でありたい-
私のモットーとでもいうのでしょうか。小学生の頃、この現象効果を取り上げているコラムをみたとき、リトル中島くんは胸が弾んだのをいまだに覚えています。そのときは不思議だなぁ、面白いなぁぐらいにしか思っていませんでしたが、いつしか「誰かに良い影響を与える人間になりたい」という自分の核になっていました。時の流れは不思議です。
監視長として誰かに大きな影響を及ぼす。小さな振る舞いが誰かの成長を促す、私はそんな良き蝶でありたい。
私はチームのみんなを誇りに思っています。みんなと過ごしたこの10ヶ月を尊く思います。
必ず無事故を達成させましょう。
1匹の蝶でさえハリケーンを引き起こすなら、我々なら必ずやれるでしょう。
我々が起こす風もまた、これからの鹿嶋の未来の一助となると信じています。
以上、エーミールも驚くぐらいに綺麗な羽を持つ蝶こと中島がお送りしました。
2024も鹿嶋の海でお待ちしております!!