私が今年の夏に達成したいことは、チームの着火剤になることです。

昨年の11月より新幹部代を筆頭にチームは新体制で夏の監視活動に向けての強化を進めて参りました。周囲からの見られ方を気にして、チーム内でなんとなく上手く振る舞おうとしてきた1,2年目とは違い責任感を感じるようになった一年だったと思っています。

先輩の代を超えてやろうと目新しい事をたくさん取り入れた冬の練習会。

先輩後輩問わず大声で鼓舞した春の練習会。

後輩を叱責し、先輩に噛みついた夏前の練習会。

そして幹部代として迎える特別な夏。

ぶっちゃけ言うと対して大して歳も変わらない自分が偉そうに後輩に指図、指摘している状況に不安を感じたことはありました。「果たして自分はチームにとってのガンになってはいないだろうか。」これまでは保身に走り、周囲の評価を気にして当たり障りのない言葉を吐いたこともありました。良い人止まりなのか、綺麗事だけでチームを渡り歩いて行くのか。監視長ではない立場としてチーム内での自分の立ち位置に困惑したこともありました。恥をかくことを恐れて空気を読んで保身に走るのか、それともチームのために捧げるのか。頑張った振りで手を抜くことだけはしたくなかったです。

振り返ると色々なことがありましたが確実にメンバーの実力はついているはずです。

あとはメンバーが内に秘めたポテンシャルにカチッと火花をつけて着火するだけです。僕はその着火剤になりたいと思っています。各個人の得意不得意、向き不向きを考慮した上で最適なタイミングで背中を押すだけです。

着火の仕方にはそっと背中を押す方法もあれば、熱い言葉で全力で送り出すこともあります。一度着火すれば物凄い勢いで燃えてくれることに間違いありません。37日間の監視活動はとても楽なものではありません。体力的にも精神的にもしんどいものです。メンバーの心の炎が小さくなった時に種火に加勢してあげるのも自分の役割だと思っています。ここまで来たらメンバーのことを信じるだけ。みんなで頑張ってきたからみんなで最終日を迎える。鹿嶋ライフガードチームは今年も勢い良い炎で燃えたぎるように熱い夏を過ごします。

着火ボタンぽち!